過労死問題をとりあげる番組のADが、過労死ラインを優に超えていた話。

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田町駅前のサンマルクからこんにちは。

眉村ちあきさんに会いに行ってきます。

三田祭。慶應。母校。眉村ちあき。

最高。

 

 

過労死問題

 

2年ほど前、過労死問題が世間で話題になっていました。

広告代理店の最大手・電通に勤務していた高橋まつりさんが過労したことに対して、

遺族であるご両親が訴えを起こしたことから多くのメディアで取り上げられるように

なった過労死問題。

 

私は当時、報道番組のADとして働いており

その過労死問題を番組のテーマとして取り上げることとなりました。

 

当時、高橋まつりさんが

残業時間として会社に申告していたのは 69.9時間 

(※ 2015年10月。高橋まつりさんが亡くなったのはその年の12月。)

 

電通が労働組合と36協定を結び、

取り決めていた月の残業時間は 70時間 まで。

 

上限ギリギリの残業時間であった。

私の会社でもそうだったが、電通でも労働時間は自己申告制

70時間以内の虚偽の申告をするように指導されていた模様。

 

しかし遺族側の弁護士が電通本社の入退館ゲートのデータを集計した結果、

残業時間が月に 130時間 を超えることもあったという。

 

労使と取り決めていた残業時間の上限の2倍にも上る時間である。

 

月に20日働くとすると、1日の残業時間は 6.5時間

朝の 8:00 に出社して、23:30 に退社する計算だ。

 

仕事をして、家に帰って寝るだけの生活になるであろう。

家に帰れないことや、休日出勤することも当たり前にあったろう。

 

ちなみに、日本において健康障害リスクが高まるとする時間外労働時間を指す

過労死ラインは月に 80時間 と定められており、

これは労災認定で労働と過労死・過労自殺との因果関係判定に用いられている。

 

 

過労死問題をとりあげる番組のADをやっていた私。

 

 

そんなようなことを、当時の私はADとして調べていた。

 

その時隣にいたディレクターが、

過労死ラインの80時間ということを聞いて私にこう言った。

 

『先月の残業時間、どれくらいなの?』

 

私はすぐに勤怠表を確認した。

 

『90時間くらいっすねぇ。』

 

心の中で、

 

『残業時間抑えて申請してるから、本当は120くらいかなぁ』

 

と、思いながら僕はディレクターに言った。

 

その瞬間、お互いに笑いあった。

 

23時過ぎ、静まり返ったお台場のオフィスにて。